第3弾 『エッセンシャルズ第6改訂版の工夫』


各チャプターの内容へ入る前に、この本がどのように構成され、読者にとって使いやすいように工夫されているかについて触れてみましょう。

1,600ページに渡る膨大な情報が集約されているので、見るだけでお腹一杯になってしまったら、せっかく80年間もかけて熟成してきた「消防・危機管理のバイブル」も、威力を発揮する前に本棚の飾りになってしまいますよね。(笑)

そこでオクラホマ州立大学の国際消防訓練協会(IFSTA)は英知を結集して、より良い構成にするよう工夫を繰り返してきました。

最新の改訂版のコンテンツには次のような特徴があります。

1.全米防火協会NFPA1001「消防士の専門資格に関する規格」に基づき、Firefighter I及びFirefighter IIの業務遂行要件(JPR)に適合した内容に仕上がっている。→ 根拠が明確である!

2.様々な訓練機関が、この2つのレベルを個々に又は組み合わせて訓練プログラムを作成できるよう構成されている。→ ユーザーの工夫により活用の幅が広い!

3.全米防火協会NFPA472、「危険物/大量破壊兵器災害対応者の能力に関する規格」のアウェアネスレベル、オペレーションレベルの業務遂行要件に適合している。→ 初任科の段階で基礎的なNBC対応のイロハが凝縮されている!(例えば、ERG:緊急時応急措置指針2012の詳しい活用方法が説明されている。=総務省消防庁平成26年救助分科会でも活用を考慮との指針が出ている)

4.様々な種類の重要な情報を記号やアイコンが付いた影付きのボックスの中に記載している。→視覚的に整理されているので、見やすくなっている!(例:Firefighter I及びIIアイコン – これらのアイコンは、NFPA®のFirefighter I 及びFirefighter IIの要件に適合する章を示している。→それぞれの必要要件がはっきり視覚化されていて、理解しやすい。)

5.警告、注意及び注釈の3種類のシグナルワードが使用されている。→ 重要項目を見落とさない!

6.各チャプターの冒頭で必ず、過去事例が示され、問題提起から導入されている。→ 現場での疑似体験を想起させる!

7.写真や図表が豊富に使用されている。→ 見ていて飽きない!

8.各チャプターのゴールが明確に示されている。→ 自分の理解度を確認できる!

と、ざっと挙げただけでも数々の工夫が随所に行き届いています。

なので、私はこのエッセンシャルズが大好きで、非常に強い愛着を感じています。

時々、一緒に枕元に置いて寝る時もあります。(笑)

さて冗談はこれくらいにし、

明日からは、いよいよ各チャプターの内容を掘り下げての解説を始めたいと思います。

明日はチャプター1「序文及び消防の歴史」について配信致します!

『凝縮された消防・危機管理の知識の宝庫、エッセンシャルズ!!』

この内容をあなたと共有出来ることを光栄に感じております。

今回も最後までおつきあい頂き、誠にありがとうございました!!